カイエンタープライズは、ミクロネシアのポナペ島でバトミントン教室を開催し、現地の人たちと共に子どもたちにスポーツをする機会を提供しました。
2009年6月に実施した突撃バドミントン教室では、多くの子どもたちが参加して、スポーツのルールを知り、競技することの楽しさを共有。その後もポナペ島で現地の小学校と提携し、バドミントン教室を開催するなどのスポーツの普及活動を展開しました。
ミクロネシアについて知る
国名 : ミクロネシア連邦
首都 : パリキール
人口 : 約 11万人 (ポンペイ州ポンペイ島 : 34,500人)
面積 : 700 平方キロメートル (ポンペイ州ポンペイ島 : 335平方キロメートル)
カイエンタープライズがスポーツ普及活動を行うミクロネシア(正式名称ミクロネシア連邦)は、日本の南南東約3700キロに位置するオセアニアの国家です。カロリン諸島に属する607の島からなるこの国は、チューク州、ポンペイ州、ヤップ州、コスラエ州の4つの州で構成され、首都パリキールはこの国最大の島「ポンペイ島」の北西部にあります。
ポナペ島の「ポナペ」という名称はポンペイの古い呼称で、現在は現地語の発音に近くなるようポンペイという名称になりました。赤道に近く大半がジャングルに覆われたこの島の気候は1年を通じて暑く、世界で最も雨量の多い地域と言われています。
この国の産業はわずかながらに行われているココナッツやバナナなどの農業。そのため国家経済は苦しく、歳入の多くをアメリカや日本といった諸外国からの援助に頼っているのが現状です。
ミクロネシアという国のスポーツ
歳入の多くを外国からの援助に頼るこの国のスポーツ環境は恵まれておらず、数少ないグラウンドや体育館は老朽化が進み、安心してスポーツを楽しむ環境はあまり多くありません。実際、2009年に初めて訪れた際には、木の実とガムテープでボールを作るなど、道具を作るところからスポーツを始めるといった状態でした。
そして何よりスポーツをするという文化や人的資源にも乏しいというのが、このミクロネシアという国のスポーツの現状です。スポーツに触れる機会が少ないだけでなく、指導者が圧倒的に足りていないのです。
しかし、この国の子どもたちの身体能力は高く、色々なものを吸収できる大きな可能性を秘めています。そして何よりルールを教わっているときの眼差しは真剣そのものです。この子たちが感じる「スポーツを知る喜び」は日本の子どもたちが感じるそれとは全く比較にならないくらい大きいと感じました。
カイ エンタープライズのミッション
カイエンタープライズは今後、ミクロネシアのポナペ島でバトミントン教室を開催し、現地の人たちと共に子どもたちにスポーツをする機会を提供します。
2009年6月に実施した突撃バドミントン教室では、多くの子どもたちが参加して、スポーツのルールを知り、競技することの楽しさを共有しました。
この後は、まずは2010年秋からポナペ島で現地の小学校と提携し、バドミントン教室を開催する予定です。その後も定期的に、同じ夢を持った国内のスポーツ選手と共に、様々なスポーツの普及活動を展開します。
ポナペ島プロジェクトのゴール
「自らの経験を生かして子どもたちにスポーツを教えたい―。」 そんな夢を持った国内のスポーツ選手に、このプロジェクトの指導スタッフとして活躍する場を用意すること、これも私たちの考えるゴールの1つです。
現地には日本に来たいと憧れる子どもたちが大勢います。将来、そういった子どもたちに日本でトレーニングを受ける機会を与え、 同時に、悩みを抱えている日本の子どもたちが現地の子どもたちとスポーツ交流をして、楽しさを共有するような機会を設けられたらと考えています。
そしていつか、このミクロネシアという国からバドミントンのオリンピック選手を輩出すること!! これが、私たちのこのプロジェクトのゴールです。